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LabVIEWとは?


アプリケーション・プログラム開発環境である

乱暴に言ってしまえば、C/C++,Visual-BASIC,Delphiなどと同じカテゴリに属します。
WindowsやMacintosh、Linuxなどの上で動作するグラフィカルアプリケーションを作成できます。

さらにモジュールを追加することで、リアルタイムOS(専用のもの)、FPGA(専用のもの)のプログラミングもできちゃいます。


グラフィカル・コンパイラである

いわゆる開発言語のように、コマンドやステートメントを文章として記述/編集することはせず、グラフィックパーツをCADのように組み合わせることでプログラミングします。

出来上がるものはVI(Virtual Instruments:仮想計測器)と呼ばれるオブジェクトです。それらがアプリケーションであったり、関数やサブルーチンとして再利用できるなど完全なモジュール化、構造化が実現されています。

この手のツールにありがちなインタープリタなどではなくコンパイラです。しかも面倒な手続きは考えなくてもいいように作られています。


計測制御に特化している

さまざまなインタフェースを通して外部の計測器や機器をリモートココントロールしたり、計測ボードを使ってデータを集録したり、出力したりするのに便利な機能を持っています。

集録したデータを解析するためのたくさんの関数、それらのデータを表示するためのグラフなどがあらかじめ用意されています。


マルチプラットフォーム対応である

それぞれの版があります。機種依存の機能以外はソースレベルで互換性があります。同じソースプログラムが、どのコンピュータ上でも動作します。

(2020年の対応状況。また日本語版はWidnowsのみの対応となっています)


オープン環境である

他社の製品をLabVIEWで簡単に使う仕組みを公開し、PC業界やOSが提供する標準規格に準拠するようにしています。
例えば、TCP/IP、OPC、SQLデータベース接続、XMLデータフォーマット、.NET、ActiveX、などに幅広く対応しています。


生い立ち

プロジェクト開始は1983年4月。発明者はNI社の創立メンバーでもあるJeff Kodosky氏。今でもテクノロジフェローとしてLabVIEWの将来像を追求し続けています。彼の助言のもと次期バージョンの開発が進められていることも頼もしいです。せっかく覚えたツールがなくなっちゃうのってつらいですからね。

1986年10月にMacintosh用として発売されて、1990年1月のLabVIEW2ですでにコンパイラなってます。もう30年以上の実績があります。


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